不調の原因はホルモンバランスにある‼(後編)
2019.12.10
前編で女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがありエストロゲンについて書いていきました。
今回はプロゲステロンについて。
プロゲステロンは決して悪者ではありません。
普段プロゲステロンはエストロゲンの働きが暴走しないように抑制してくれています。
またプロゲステロンは幸福感を与えてくれたり、お肌や髪の毛に潤いを与えてくれたりといった
良い働きもしてくれています。
前編で無排卵を例に出しましたが、黄体機低下症のようなプロゲステロンの分泌が少なくなっている人も同じです。
エストロゲンに対してプロゲステロンの分泌量が少ないので暴走を抑えられなくなってしまっているのです。
もともと身体が細くて丸みのない体型の方はプロゲステロンが分泌されにくい体質になりやすいです。
成長期にプロゲステロンの分泌が少なくなってしまい胸など身体が丸く発達しなかった方です。
上半身がやせているのにお尻や太ももだけぽっちゃりしている方もエストロゲンが過剰に分泌されている傾向にあります。
それならばプロゲステロンがしっかり分泌されエストロゲンとのバランスがとれるように身体を整えていきたいですよね。
まずはプロゲステロンの分泌を活性化させるにはビタミンEが良いと言われています。
アーモンド、ナッツ、かぼちゃ、いわしなどです。
これらの食品を上手く取り入れてホルモンのバランスをとっていきましょう。
またストレスは大敵です。
ストレスが多くなると身体を守るために副腎皮質からコルチゾールが作られます。
どんどん作られてしまうと材料も消費されます。
その材料というのがプロゲステロンと同じコレステロールなのです。
ストレスに対応するためにコルチゾールが大量に産生されるとコレステロールも大量に消費されるため
プロゲステロンの質も悪くなり分泌量も減少してしまいます。
またこの逆もありプロゲステロンの産生を優先するとストレスに対応するコルチゾールが減少してしまい
イライラなどがおさまらなくなってしまいます。
このように様々なホルモンが絶妙なタイミングで切り替わりバランスを保っています。
月経量が多くて困っている、頭痛に悩んでいる、気分が落ち込んでつらい。
そのような方も生活を見直してホルモンバランス整えることによって楽に過ごせるようになりますよ。
当院でもお手伝いさせていただきます。
健康な生理により快適な生活をおくりましょう。