不調の原因はホルモンバランスにある‼(前編)
2019.12.02
生理の前になると頭痛がしたり身体がだるく体調を崩してしまったり
そんな不快な症状にお悩みのあなた。
実は女性ホルモンのバランスが崩れていることが原因かもしれません。
女性ホルモンといえばエストロゲンとプロゲステロンがあげられます。
エストロゲンは美肌ホルモンと呼ばれ排卵までの低体温期に活発に分泌されるホルモンです。
プロゲステロンは排卵後の高温期に分泌されるホルモンです。
この時期にニキビなどのお肌のトラブルや強い眠気がでたりするのはこのホルモンが原因と考えられます。
そのためにプロゲステロンは毛嫌いされることがよくあります。
それではプロゲステロンは控えめで少ないほうが良いのか?というとそうでもありません。
実はつらいPMSやひどい生理痛などの不調の原因がプロゲステロンが少ないことによって
引き起こされていることがあるのをご存知でしょうか。
無排卵時などがそれにあたります。
エストロゲンばかりが分泌されてプロゲステロンが十分に足りていない状態です。
プロゲステロンは排卵後の黄体や未熟なまま排卵されなかった卵胞から作られて分泌されます。
ということは排卵がされなければプロゲステロンは作られない、ということになります。
まさに無排卵時の状態ですね。
また年齢が高くなり未熟卵胞がたくさん育たなくなったかたも材料が少ないためにプロゲステロンの分泌が減ってしまいます。
そうするとエストロゲンばかりが身体にある状態になってしまいバランスが崩れ
エストロゲンの作用が強くなり様々な不快な症状がでてきます。
胸が張ったり内膜が厚くなりすぎてしまったりして月経量が増えてしまいます。
不正出血も症状の一つです。
他にもエストロゲンが増えすぎてしまうと体重がアップしたり鬱の症状がでたり疲労感に襲われたり
無性に甘い物が食べたくなったりすることもあります。
またエストロゲンは血管にも作用するので生理前の急激な減少から血管拡張をおこし
偏頭痛の原因となることもあります。
このようにホルモンのバランスが悪いと様々な症状が現れてしまいます。
次回はもう一つのホルモン、プロゲステロンについて書きたいと思います。