妊活のタイムリミット【更年期と閉経】
2018.04.26
最近は晩婚化により不妊治療を開始される方の年齢があがってきてます。
そんななか、いつまで妊活を行うことができるのか気になるところだと思います。
女性には更年期と閉経といういわゆる妊活のタイムリミットがあります。
この更年期と閉経とはよく耳にすると思いますが何なのでしょうか?
今回はこの更年期と閉経、そして妊活のタイムリミットについて書いていきたいと思います。
更年期と閉経とは
更年期とはおおよそ45~55歳の時期で、閉経の前後5年位の時期をいいます。
卵巣機能がどんどんその機能を終えていってる状態のことです。
これは初経と同じように自然な身体の変化です。
時期の差はあるものの更年期はすべての女性に起きることです。
卵巣機能が低下することで、卵胞からの卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量も低下してしまいます。
一方で、卵胞ホルモンの分泌量が低下すると卵胞を助けようと自律神経が働きます。
そうすることでホルモンバランスが崩れてしまい、自律神経失調症のような症状がでることがあります。
これが更年期の症状で、一気にのぼせるホットフラッシュや動悸、頭痛、めまいなど多くの症状があり
生活に支障をきたすと更年期障害と呼ばれます。
そして更年期になると月経にも乱れが出始め、排卵が起きにくくなり月経が無くなっていきます。
そして月経がとまり閉経にいたります。
また卵巣の中に卵子が残っている場合もありますが、卵子も寿命を迎えることになります。
こうして更年期と閉経を迎えることで、妊活もタイムリミットを迎えることとなります。
閉経の中には早期に閉経を迎えてしまう場合があります。
そのことについてはまた次回に書いていきたいと思います。