月経周期のうちわけ
2018.01.22
月経周期のうちわけ
月経周期はその状態によって月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4つの時期に分けることができます。
そしてこの月経期を取り仕切っているのが、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)
という2つのホルモンです。
それではどのように月経周期が進んでいくのか見てみましょう。
まず月経期とは月経(生理)中の時期です。
この時期はエストロゲン、プロゲステロンともに分泌量が少なくなり、それにより子宮内膜が
子宮から剥がれ落ち、血液とともに経血として体外に排出されることで月経が起きています。
経血に小さい塊が見えたことはありませんか?
それが不要になった子宮内膜のかけらです。
次の卵胞期では卵巣内で卵子の元となる卵胞が育てられ、成熟した卵胞からエストロゲンの
分泌が多くなることで子宮内膜が厚くなります。
子宮内膜の厚さは、受精卵の着床に大きく関係しています。
そのため不妊治療中、特に体外受精などの高度生殖医療(ART)においては胚移植を
おこなうかどうかの判断材料のもなります。
そして排卵期になると卵胞から卵子が1つ排出されます。
これを排卵といい、精子との受精のタイミングはこの時だけになります。
最後の黄体期では黄体に変化した排卵後の卵胞からプロゲステロンが分泌され
子宮内膜をより妊娠に適した状態にします。
妊娠していればこの状態が継続しますが、妊娠していなければプロゲステロンの
分泌量が減り、月経期に戻ります。
以上が月経周期のうちわけです。
妊娠するためには、月経周期を知ることが大切で第一歩になるということがお分かりいただけたと
思います。
ではどのようにすればこの月経周期を知ることができるのでしょうか?
病院などの検査で知ることもできますが、基礎体温を測ることでも知ることができます。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
月経周期と基礎体温についてはまた書きたいと思います。